就労移行支援とはどのようなものなのか

就労移行支援とは?

障害者総合支援法によって定められている、障害福祉サービスの1つです。働きたい障害のある方が必要なスキルや知識を身につけるための場所で、原則として2年間利用できます。

就労移行支援施設では何ができるのか

企業へ就職するために必要なトレーニングや自分に合った職場を探すことができます。何ができるようになれば良いのか分からない、自分に合った職場を選びたい方にとって、心強い味方となってくれるでしょう。

就職後は、スタッフと面談をすることもできます。職場で上手く働けるようにサポートしてもらえるので、もし不安や分からないことがあれば相談できるのがメリットです。

どんな人が利用しているのか?

18歳から65歳未満で、障害や難病を抱えている方が対象者です。対象障害についても定められており、統合失調症や適応障害などの精神的な障害から、難聴や視覚障害などの身体的障害についても対象となります。

就労移行支援施設の数は3,000以上

厚生労働省が発表している「障害福祉サービス等事業所・障害児通所支援等事業所の状況」では、就労移行支援の事業所数は3,301箇所とあります。

利用状況については、2020年9月時点で利用実人員が40,288人でした。1人あたりの利用日数は10.5日です。2018年9月時点での利用実人数は35,442人と、増加しているのが分かります。

就労移行支援と就労継続支援の違い

どちらも障害を持つ方の就労をサポートするという点では同じです。ですが、目的や利用できる対象者に違いがあります。

就労移行支援

就労移行支援は、就職にあたって必要となるスキルを身に着ける場所です。対象者は一般企業への就職を目指す方となります。利用期間は原則2年以内となっており、18歳以上65歳未満という年齢制限もあるのが特徴です。

就労継続支援A型

A型およびB型は、就労移行支援とは異なり働く場所となります。対象者についても違いがあり、一般企業での就職が難しい方や不安という方が対象です。A型には雇用契約があり、労働法上の保護を受けられるのがメリットです。

また、就労移行支援と同じく65歳未満までという年齢制限があります。

就労継続支援B型

A型と違いB型は雇用契約がありませんが、同時に年齢制限もありません。賃金が発生する点と、利用期間が定められていないという点はA型と同じです。

目的別で選べる岡崎市のおすすめ就労移行支援事業所3選

就労移行支援事業所
スリーエーサポート

対人関係の不安を無くし
安心して長く働きたいなら

・対人コミュニケーションに不安がある人
・入社前に現場感覚を身につけ、安心したい人

就労支援 きずな

モノ作りやサービス業で
働くための訓練を受けたいなら

・モノ作りやサービス業などの分野を目指したい人と考えている人
・専門的な企業実習を受けておきたい人

就労移行支援事業所 無限

介護・福祉や清掃業で
誰かのために働きたいなら

・介護・福祉サービスや清掃の就労を目指す人
・通所するのが困難な人

※2024年2月13日調査時点、無限の公式HPおよび就労移行支援の対応有無は確認できませんでした*。詳しくは事業所へ直接ご確認ください。

岡崎市の就労移行支援施設のうち、通いやすく、続けやすい条件として送迎サービスを行っている事業所3社を紹介しています。(2021年5月調査時点)