まずはお住まいの市町村区の役所(障がい福祉課など)へ相談してみましょう。
自宅から通える範囲の事業所を紹介してもらうことができます。インターネット検索で気になる事業所を探し複数見学・体験するのがおすすめです。
事業所の雰囲気・カリキュラム・利用者やスタッフの様子を実際に見ることで、利用開始後のミスマッチを防げます。
厚生労働省の最新調査(2023 年度速報値)では、全国の就労移行支援事業所は 3,777 か所、利用者数は 約 43,000 人に増加しています。
申請から利用開始までの目安は1〜2 か月。認定調査の日程が早いほど短縮できます。
就労移行支援など福祉サービス利用の“パスポート”になる証書で、発行は無料。有効期限は通常 1 年(更新時は窓口から案内があります)。
障害者手帳の有無にかかわらず、医師または自治体が「一般就労に困難」と認めれば利用が可能です。年齢は65 歳未満が原則ですが、2024 年改正以降は一定条件で 65 歳以上の利用も認められています。
利用期間は2 年+特例延長最長 2 年(合計 4 年)まで。
受給者証が交付されたら事業所と契約し「個別支援計画」を作成、計画に沿って訓練を進めます。
一般企業への就職を目指す以下の方が対象です。
※平成 30 年以降、要件を満たせば65 歳以上でも利用可能です。
利用者負担は1 割ですが、世帯収入に応じた月額上限があります。
| 区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限(月額) |
|---|---|---|
| 生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0 円 |
| 低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0 円 |
| 一般1 | 所得割 16 万円未満 | 9,400 円 |
| 一般2 | 上記以外 | 37,200 円 |
自己負担は 500〜1,200 円/日 が目安。交通費は自己負担ですが、岡崎市ではタクシー券などの助成制度があります。
利用開始後は、3 か月ごとに個別支援計画を見直し、就職が近い場合や特別な支援が必要な場合は 最長 2 年の延長が申請できます。就職後も定着支援で面談・職場訪問が行われ、最長 3 年(70 歳まで)サポートを受けられます。
Q. 在職中でも受給者証を申請できますか?
A. 可能です。主治医が「就労調整が必要」と診断すれば対象になります。
Q. 診断書がすぐ取れない場合は?
A. 医師意見書や紹介状で代替できるケースがあります。まずは窓口に相談を。
Q. 交通費助成の申請方法は?
A. 岡崎市の場合、障がい福祉課へ手帳と印鑑を持参するとタクシー券が郵送されます。
就労移行支援の利用には、事前の情報収集と行政への相談が重要です。
自分に合った事業所を選ぶことで、支援効果も大きくなります。費用や交通費の助成なども含めて事前に確認し、制度を活用しながら安心して支援を受けられるよう準備を進めていきましょう。